桂三枝さんの落語絵本シリーズ、ハマリはじめています。
この絵本では、ちょっと心配をかける息子が気になる親のお話。
この親、人間の親とカラスの親、両方を同じ立場にして見事に対比させています。
こんなふうにカラスが話していたらと思うと、何となく親しみがわいてきちゃいます。
落語ならではのテンポのよさ、しゃれの豊富さも気持ちがいいです。
創作落語はともすれば中途半端に古い印象を与えることもありますが、これは何年経っても楽しめそう。
ちょっと古いドリフ(正確に言えば志村けん)のギャグもありましたけどね。笑
とても楽しい雰囲気で続くこのお話ですが、親も知らない子の本当の姿にはホロリとさせられます。