我が家では毎年たくさんのどんぐりを子どもたちがお土産に持って帰ってきます。保育園でひろったどんぐり。公園で見つけたり、旅先で出会ったりしたどんぐり。親としては、虫がいないかなと少しどきどきしてもらっては、工作に使ったり、お庭に子どもとまいて、芽が出ないか楽しみにまっていたり。すっかり秋の風物詩。そんなどんぐりさんたちにこんなに力強くて、壮大な旅があったなんて!
娘と一緒に、今家にあるどんぐりをみて「すごいんだねぇ。ドングリ・ドングラとよくきたねぇ。」としみじみ眺めました。いままで秋になると落ちていて当たり前のどんぐりでしたが、小さな芽が生えて、たくさんの年月を重ねて大きな木になって、こんなかわいい実で秋を運んできてくれていたのかと、どんぐりを見る目がかわりました。どんぐりだけじゃなく色々ないのちがそうなんでしょうが、気づかなかったなーと実感しました。どんぐり、この絵本を読むとカタカナで書く力強い、ドングリというのがぴったりだなと思います。