6歳の娘と読みました。
この絵本の中でロバさんは、
動物園にいてみんなから「かわい〜い!」と愛されるロバではなく、
メロン売りのおじさんにこき使われる可愛そうなロバです。
どうせ自分なんて・・・と、自分を卑下して毎日働かされるロバを
大好きになったお姫様。
でも、お姫様のお父さんである王様も、
そしてロバの飼い主のメロン売りのおじさんも、
「ただのうすぎたないロバ」という評価でしかなくて、
読んでいる私たちもなんだか悲しい気持ちになってしまう中盤。
そして、まさかの大どんでん返しの終盤!
物語の中にある金の馬たちの銅像は、本当にイタリアの
サンマルコ広場にあるものだそうで、
このお話は作者さんが、その馬の像を見て思いだしたものだそう。
いつか本物を見ることができたらな、と思いました。