独特のタッチの動物ストーリーを、あべ弘士さんが翻訳した作品。
動物に造詣の深いあべさんが、主人公のヒグマになりきって訳しているとあって、
なかなかの迫力です。
土砂降りのジャングルで洞穴にいたヒグマの視点から、
逃げ込んだシマウマ、ライオン、ヘラジカ、ヒツジの様子を語ります。
追い払っても、あの手この手でやってくるシマウマ、ライオン、ヘラジカ。
その手がとんちんかんで笑えます。
ただ、ヒツジは様子が違ったのですね。
なるほど、眠りたい時のヒツジ(笑)
あべさんの動物解説も面白かったです。
幼稚園児くらいから楽しめそうです。