まるで「誰か気づいてくれないかな…」と待っているだけの、小さい頃の自分を見ているようでした。
どうやってともだちになればいいの?ともだちになろうよって言えばいいの?
勇気を出して空を飛んだ時のモモンガくんの目から緊張感が伝わってきて…
泣きそうになりました。
赤い風船を持っておりてきたモモンガくんを見つめる、動物たちのキラキラとした眼差し。
小さな声で、でも一生懸命言ったその一言。
「一緒にあそぼう」
私も、そういえばよかったんですね。
きっかけは何だったか忘れちゃったけど、私もモモンガくんとは違うやり方で、気づけばともだちができていました。
こんな場面はきっと何度もやってきます。
そんな時に、そっと開きたい絵本です。
大人も子どもも勇気をもらえる、心強い一冊でした。