最初、あまりぐっとこなかったんです。
ねこなんてとべるわけないじゃない、って。
でも何度か読むうちに・・登場人物に感情移入し、心をこめて
読むうちにじわじわときてしまいました。
今となってはねこはとぶもんじゃないかと思ってしまっています。
もしかして、いやはやみたいにおよぐことができるねこだって
いるかもしれないし!
じわじわきてしまった理由の一番は、いやはやのしんゆうである
ブタのポーティアがあまりにもかわいかったこと。
すごーい天然ちゃんなんです。
「ぼくだけちがう」と言ういやはやにむかって
「あたしもちがうわ」と。「ピンクだし、ちょっとふとってるし
しっぽもまるまっていて・・」と言い出し、いやはやにつっこまれます。
ブタってそういうもんだと。
いやはやがとぶことができないかわりに、できることを一生懸命
話すくだりも、かわいくてかわいくてむぎゅうっとしたくなります。
いやはやはおよぐことができたけれど、ポーティアだって、ブタだって
およぐことができるかもしれないね。