人間以外の生き物たちの声が聞こえる「ききみみずきん」
このずきんで、藤六は長者の娘を助けます。
我が家では犬を飼っています。
一度でいいからこの犬とお話がしたい・・・そう思っていた私には、夢のようなずきんです。
でも今の時代、このずきんをもしかぶる人がいたら、どんな声が聞こえてくるでしょう。
ちょっと怖く感じるのは、人間のやっていることにやましさを感じているからでしょうか。
他にもあまんじゃくのいたずらを描いた「うりこひめ」も収録されています。
とてもひどい悪さをするあまんじゃくですが、憎みきれない何かがあります。
そこに寂しさを感じるからかもしれません。