この絵本、なかなかすごいです。
もうすぐ2歳の息子に読み聞かせたのですが、お風呂に入っていて突然「たびにでようとおもう」と。
!?と思っていたら、「もうきめた」と。あー、「ヤマネコ毛布」かー。
最近絵本の台詞を暗唱するお年頃のようで、突然言い出すのでびっくりすることが多いのですが、今回はさらに続きがありました。
「じゃあ毛布作らないとね」と言うと「ねこのえがいいの」と。
絵本の中に入り込んで自分の考えも話し始めたのです。
ちょうどそういう時期だったのかもしれませんが、今まで絵本の内容を絵本を見ていないときにふくらませて話すことがなかったのでびっくりしました。
最近やたら読みたがるなーと思っていたのですが、本人の中では自分も絵本の登場人物として聞いていたのかもしれません。
他にも「どこに旅に出ようか」など、物語をいろいろ話し合いました。
この絵本、版画なので色が少ないのですが、それが逆に空想の力を引き立ててくれてるように思います。
そして大事なところはちゃんと黒で協調されているので印象に残りやすいんだとも思います。
以前、絵本から活字に移行するためには白黒の絵本を読むと良い、というようなお話を聞いたことがあったので、この絵本もうってつけに思います。
他にも、みんなが手を出すページではどれが誰の手かな?とあてっこをしたり、遊べる要素が満載です。
復刊してくださったことに感謝です!