ある日、ヤマネコが、ハリネズミに「旅に出る」と言いました。
そこで、ハリネズミは、森の仲間たちに、糸と、布を持っていき、刺繍をするように頼むのです。
いい思い出を持っている動物もいれば、ヤマネコに追いかけられて嫌な思い出しかない動物だっています。それでも、みんなひと針ひと針刺繍をしてくれるのです。それぞれの想いを込めた毛布は、ヤマネコにとって素敵な思い出の品になりました。
もしかしたら、食べられてたかもしれないのに、プレゼントを渡そうと考えたハリネズミくんの気持ちは素晴らしいです。
ヤマネコくんは、今もどこかで、森の思い出に包まれながら眠っていいるのでしょうね。