2003年のイラク戦争下、バスラの図書館員が蔵書の7割を自らの手で、避難させ守った実話。
ニューヨークタイムスがこれを取り上げ、絵本になりました。
町に戦火が。陣取っていた兵士も逃げ出し、本を守るために残ったのはアリア・ムハンマド・バクルさんという図書館員たった一人。
彼女はあきらめなかった。
自分たちの歴史と文化を守るために。
アリアさんはのぞみをすてなかった。
使命を感じた人は強い。
真っ直ぐ目標に向かい、
ぶれない。
揺るがない。
希望を持ち続けていたから。
戦争が終わるという。
人類の積み重ねてきた時間の中で、戦争という愚行のために、未来の人々の財産を我々が自らの手で、消してはならないと思いました。
アリアさんの様な尊い行いは難しいと思います。
ならば、「戦争」という結論の出し方を回避することに、我々の知恵を傾けていかなければならないと痛切に思いました。