ティム・ワーンズさんの(文中にもある「ねずみのようにも、くまのようにも見える」主人公のおもちゃのぬいぐるみがすごくキュートでした。
この絵本はまんま、「自分探し」のお話です。
新しい家にやってきたおもちゃのぬいぐるみ「バンブルタム」は、その家に昔からいるおもちゃたちに興味津々で聞かれます。
「きみはなにができるんだい?」
バンブルタムは(おもちゃとして覚醒したばかりなのか)
「なにか、いいことができるはずなんだけど、まだぼくにもわかんないんだ」と答え、気のいい他のおもちゃたちが、バンブルタムにできることを一緒に考えて、あれこれやらせてみますが、なかなか「これ」といったことが見つかりませんでした。
最終的にみんなは、バンブルタムにできる素敵なことに気付きます。
とっても優しい気持ちになれる「自分探し」でした。