とても有名な二人の子どもたちのお話を描いています。
この本の作りの面白いところは、前からでも後ろからでも読めるところ。
それぞれの子どもたちのお話が真ん中でドッキングしている感じなんです。(これはもう、読んでみないとどんな感じか伝えにくいかも。しいていうと、「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」と同じ作りです。)
絵文字もはっきりしていて、要点をまとめてあって分かりやすいといえばわかりやすいです。
ただ、簡潔に作りすぎているので、「だから○○」というような訴えがあまり見えてこなかったのがもったいなかったです。
この子どもたちを取り上げてある作品はいくつかほかにも本になっているので、この絵本を導入に、パキスタンの子どもたちの本を紹介するブックトークの導入として使うのがいいかもしれません。