大好きな海に向けて、飾り気のない気持ちを表したした絵本です。
登場人物は僕とお父さんと海。
海で見つけたビー玉は海の子どもでした。
持ち帰ってコップに入れたら、どんどん成長してしまった海。
もてあまして捨てようとしたら、怒ったお父さん。
高校時代の感情は粗削りでストレートですが、振り返ってみるととても印象に残っているのでしょう。
絵本に出てくる父親は作者にとって原像があるのではないかと思います。
『ぼくのうちに波がきた』という、波を家に持ち帰るメキシコ作家の絵本がありますが、ストーリーといい絵といい全く対極にある絵本だと思いました。