10歳の長女のために図書館から借りてきましたが、
私(大人)が読んでみてビックリ!!!
なんて哲学的な内容!!大人が読んでも読みごたえ十分!!
自分の宝物を「しばらく貸して」といぬうえくんに言われたくまざわくん。
本当は嫌だけど、「うん」と言ってしまったくまざわくんは考えます。
「“しばらく”ってどれくらいだろう?」
いろんな長さの「しばらく」があることに気が付いたくまざわくんのあたりで
私ももう感心してしまって「すごい!!」と思っていたのですが、
その先もくまざわくんの思考はとまらず、いろんなことを考えます。
さるとるくん、というおサルさんも出てきますが、
そのさるとるくん宛てに、いぬうえくんが書いた手紙にも感嘆!!
子供の本とは思えないほど哲学です!
でも、かと言って「難しくってわからない…」というような内容ではなく、
子供なら共感できる内容なので受け入れやすいと思います。
なかなか宝物を返してくれないいぬうえくんでしたが、
それにもきちんと素敵な理由があったことに感激!!
くまざわくんの気持ちがスッと溶けていくのをこちらも一緒に感じることができます。
いぬうえくんと、くまざわくんの関係ってなんて素敵なんだろうと思いました。
いぬうえくんとくまざわくんシリーズ、きちんと読んだのは初めてでしたが、
想像以上に面白くて大ファンになりました。
幼年どうわシリーズとなっていますが、
あまり小さい子(園児などを含め)よりは
小学校3〜4年生くらいのお子さんの方が楽しめるのではないかと思います。
10歳の長女も、このシリーズが大好きでハマっていました。
大人にもおススメです(^^)♪