なおしてやったテディ・ベアは、みんなもらわれていった。
今度やってきたのは、亡くなったジュリエットさんのところのねこたちでした。
窓の外に、ふと視線を感じると、14ひきのねこたちが、じっとこちらを見ています。そして、もう1ぴき。
そんなねこたちの世話をするおじいさん、なんて心優しい人なのでしょう。
物言わぬねこたちのはずが、その会話が聞こえるようです。
おじいさんが話しかけている様子が、なかなか味があります。またおじいさんの気持ちの葛藤も、よくわかります。
線で描かれたところに絵の具で色をつけた絵ですが、ねこの仕草等、その特性がよくわかります。