クルドのおはなしということで、興味をひかれたのですが、中を見て
へび、あくまというのがおどおどろしそうに感じてしばらく放置していました。
子どもの本棚2016年1月号に書評が掲載されており、絵本を読んでみました。
昔話風ではあるものの、どこか生々しく感じるのは今なお紛争地域という拝啓があるからでしょうか。
へびに取りつかれたことから、住民の羊や子どもの命を奪う王が悪いのか?へびを操る悪魔が悪いのか?
戦いの好機を春まで待ちますが、実際には何十年、いや何百年、何千年という途方もない時間の人々の平和への願いがこの話の中にこめられているのだとしたら。
簡単にしたり顔でわかったとはとうてい言えないものを感じました。シャクリーさんの他の作品も読んでみたいです。