深いお話ですね。
単純にハッピーエンドで嬉しいと読んでしまえば優しいほんわかした気持ちになれます。でも、それだけではなくもっと中に作者の言いたいことが隠れているのでは、と考えさせられる作品です。
ねずみの話なのでフレドリックと関係あるのかと思ったらまったく別のお話でした。
命のあるアレクサンダは人々に嫌われている。ぜんまいじかけのおもちゃウィリーは自由はないけれどみんなにちやほやされている。皮肉のような正反対の2匹です。アレクサンダはウィリーのようになりたいと願います。しかしある日、ウィリーは捨てられてしまい、、、。アレクサンダはウィリーを自分と同じように生きているねずみにすることで助けてあげます。寸前までは自分が嫌でウィリーのようになりたかったのに!!
7歳の息子には、一人ぼっちだったアレクサンダが、友達を救うことができ、これからは二人で幸せに暮らせるんだという結末が単純に嬉しいようです。