捨て猫として生活しなくてはならなくなったこねこ。
やせっぽちでボサボサの毛だし見た目が悪いので
なかなかもらってもらえない。
犬に吠えられてもネズミにバカにされても
「ほら、いいことがみつかった」
すごくポジティブなんです。
強い心の持ち主のこねこ。
でもこんな強さは自分にはないなぁと思って
なんとなくキレイゴトで上滑りな印象がありました。
でも不幸が重なって重なってそんな気持ちだけを支えには
生きられなくてボロボロになってしまうこねこ。
すごくリアルです、なんだか心にズシーンと響いてきます。
周囲の人たちに自分の存在を認めてもらえるというシンプルな喜びを忘れてはいけないですね。
この絵本は子供たちへ・・・というよりも
大人が読んだ方がしっくりくるかもしれません。
このイラストを描かれているエムナマエさんは全盲なんですね。
それを知ってビックリでした。