表紙絵のとてもリアルなあおむしのに釘付けになり、
息子が図書館で選んだ一冊です。
とにかく、絵がとても良いですね。
とてもリアルで、あおむしからの視線で描かれており、
道路を走り去る車やバイクも臨場感があり、惹き込まれます。
大好きな草を求めて、キアゲハの幼虫が道路を横断するのですが、
目の前を通り過ぎる車の存在も知る由もない幼虫が
いつ踏み潰されるかと読んでる方もヒヤヒヤでした。
その他、鳥に食べられそうになったり、捨ててあるゴミに
行く手をさえぎられたり。虫が自然界で生き抜いて成虫になる
のは、とても大変なことなんだなということがこの一冊で
すごくわかりました。
一番最後に、作者のこの本についての後書きが書かれているのですが、
この絵本が完成した背景にすごく納得しました。
大人でも納得する、奥の深い絵本だと思います。