7月の梅雨明け間近の頃に、小学校の支援級での読み聞かせで読みました。
大きく育った30000個のすいかが、カラスたちの噂話によって、「明日市場に出荷され、食べられてしまう」ことを知り、大慌て。
30000個みんなで、蔓を引きちぎり、まるですいかの川ができたかのように、道をごろごろ転がって、逃走します。
その後、太陽に誘われるように海に飛び込み、ぱっかーんと割れるすいかたち。割れたすいかたちは、想像もしないまさかの姿に変貌を遂げます。
その姿に、子どもたちも「わぁー!なんだそれー!」「へんなのー!おもしろーい!」と思わず声を上げずにはいられない様子でした。
現実離れした出来事が起きている中、その頃すいか畑では、パトカーやテレビの中継車が来て、大騒動になっているという現実感も忘れないところがまた面白かったです。
ぜひ、すいかの変貌した姿をお子さんとご覧になってほしいです。驚くお子さんの表情が可愛いこと間違いなしの一冊です。