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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

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たまご」 きのぴいさんの声

たまご 作・絵:ガブリエル・バンサン
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1986年10月
ISBN:9784892389566
評価スコア 4.11
評価ランキング 26,659
みんなの声 総数 8
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  • 訴えたかったことは?

    • きのぴいさん
    • 30代
    • ママ
    • 栃木県
    • 女の子4歳、男の子1歳

    読み終わった後、また最初からページをめくりました。

    「アンジュール」でガブリエル・バンサンを知ったことから、別の作品もと思い、手に取りました。

    「アンジュール」では、ストーリーがすっと浮かんできましたが、「たまご」では頭の中が?でいっぱいになりました。
    きっと、私は頭でっかちの状態で読もうとしていたのでしょう。
    いったいどんな意味があるんだろう、ということばかり考えてしまい、わからない、わからない、わからない・・・と何度も読み直しました。

    そんな中、4歳の娘が「私も読む〜」と近づいてきました。
    彼女も夢中でペラペラとページをめくっています。

    思わず、娘に「ねぇ、これってどんなお話なの?ママにはわからないんだけど」
    と聞くとあっさりと答えが返ってきました。
    娘の解釈によると・・・

    卵 → カラスのたまごだよ!
    雛 → 生まれてきたのに死んじゃったんだよ。
    なぜ死んだのか → 小さい人がみんなでいじめたからだよ。
    なんで最後に卵がいっぱいあるのか
            → ひとりじゃ寂しいからだよ。

    そうか、そうなのか・・・と妙に納得してしまいました。

    ガブリエル・バンサンが何を伝えたかったのかはよくわかりませんが、この絵本を通して、自由に想像することのおもしろさ、難しさを知った気がします。

    頭をまっさらにして、自分なりのストーリーを作るというのは大人にとって必要な時間かも。
    何人かで読んで、それぞれの解釈を聞くのも楽しいですよね。
    ストーリーを押しつけられず、自由な発想ができるとてもよい作品だと思いました。

    投稿日:2010/03/18

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