日ごろ障害者と接する場にいるので、彼らが社会の中でどの様に生きてきたのか、家族、学校、友人にとってどの様な存在なのか気になっています。
この本の主人公は肢体の障害であったため、学業の中で自己表現の道を作りました。弊害は見た目に伴う偏見と揶揄だったのです。高いハードルを乗り越えた彼には感動を覚えました。
でも、これだけの綺麗事では済まないのも、事実であります。
自分はそのような中にいるので、別の観点から障害と社会について考える材料になりました。
障害をもってしまった人の理解も考えなければいけないけれど、彼らを取り巻く家族、社会の成長こそが必要な気がします。