土門拳、木村伊兵衛、林忠彦他、そうそうたる日本の写真家たちが写した戦前、戦時中、戦後の日本と子どもたち。
先ずは写真の素晴らしさに見いってしまいました。
芸術性が高いので、悲惨さは訴えかけては来ないのですが、当時の子どもたちがどのようであったか、冷静に考えることができます。
現代の子どもたちの俳句の選択については、あえて戦争と距離感を作ったのか、不思議なコラボレーションです。
そのぶん写真に重厚感があります。
モノクロの写真を挟んだカラーの自然写真は成功とは言えませんが、平和を考えるという点で、核となる写真たちを印象づけていると思いました。