アマゾンで1位になっていたり、本屋で泣けると書かれていて、
気になっていましたが、お母さんの死についての絵本を手元に置くのを悩んでいたところ、
絵本ナビで全ページ試し読みができたので、読みました。
ページが進むにつれて、本当に気分が悪くなりました。
絵本で★一つをつける唯一の本になるのではないかと思います。
お母さんが突然事故死したことから始まりますが、
事故死したことに対し、おっちょこちょいの言葉での表現。
お母さんが亡くなったのに、お父さんすら出てこない。
母子家庭ってことでしょうか?
かんたろうという名前は他の仮面ライダーシリーズでも出てくる男の子の名前で
子どもたちが好きな他の絵本の主人公と同じ名前のお母さんを殺す作者の考えのなさ。
せめて名前を他の名前にするべきだと思います。
死のテーマだけだと重いだろうから、鼻くそ・パンツの話をすれば、
子供が笑うと安易な考えてるのかとしか思えず、気分が悪いです。
自分自身4歳になったばかりの子供がいますが、
おばあちゃんの死を体験したとき、子供なりに理解しているのがわかり、
子どもの感受性の豊かさを感じました。
子どもにお母さんをもっと大切に思ってほしいという意図で
書かれた絵本と聞きましたが、お母さんを大切に思ってほしいというために
死をテーマにしてほしくないです。
乳幼児にとって、お母さんはなくてはならない存在だと思います。
安易に殺し、軽い調子で絵本にしないでほしいです。
だいぶ涙もろい方だと思いますが、全く涙なんて出てきません。
これで泣くのであれば、どのように感じているのか不思議に思う位です。
絵本ナビでも2回目の絵本コンシェルでおすすめ絵本に出てきましたが、
正直この絵本を安易におすすめで出してほしくないです。
出版社・書店・ネットともにこの絵本をすすめるのであれば、
もう少し説明を入れてほしいです。
何も知らず、勧められて買ったら、
ショックを受ける人もおり、賛否両論の激しい絵本だと思います。