久しぶりに絵本でも、と思い、出かけた書店の絵本コーナーで、たまたま見つけて立ち読みしました。
タイトルを見て、「母親が死ぬ話?難しいテーマだけどどう描かれてるんだろう?」となんとなく読み始めましたが・・・
私にはまったく受け入れられませんでした。
この内容、これでどうやって“死”(それも最大級に大切な人の死)という、誰にでも必ず訪れる、とても重要で繊細な事柄を子供と考えることが出来るのだろう???分からない・・・。
絵本の帯には−一生懸命に生きる毎日が、幸せでいっぱいになる−と書かれていましたが、“幸せでいっぱいになる”のは恐らく“ママ(大人)”であって“子供”ではない、子供は不安になるだけなのでは・・・、と思わずにはいられませんでした。
作者の のぶみ さんのコメントにも正直 ? でした。
“子どもは、ママがいるのがあたりまえ”で良いのではありませんか?
親の存在に感謝する、ありがたみを感じる のは、もっと年齢が上がってからで十分なのではないでしょうか。
登場人物のかんたろうくんは4歳。それくらいの年齢(幼児〜小学校低学年)の子供への読み聞かせを対象としているなら、それは違うと思う。
それくらいの年齢の子供は、“お母さんはいつだって自分のそばにいてくれる”という安心感を持てることこそが大切なのだと私は思うのです。。。
この絵本は、子育て中で毎日いっぱいいっぱいで、子供がかわいいと思えなくなってしまった時にママが読むのには良いかもしれません。
この絵本を読むことで、子供に対する愛情を再確認することはできると思います。
考え方、感じ方は人それぞれ。
ただ、私は自分の子供(もう10歳ですが)とこの絵本を読もうとは思えませんでした。