大好きな人に、もう会えない・・・
きっと、人生の中で これ以上に悲しいことはないと思います。
けれども、これは ひたすらあたたかく優しく、
何度も読み返したくなる物語です。
お母さんと、バークリーの お互いを想う気持ちが
絵本の中からたくさん溢れていて
切なくはありますが、
とても柔らかな気持ちになれる絵本です。
さみしい時、
もう会えない人に会いたくなった時、
この絵本が、優しく手を握ってくれるような気がします。
イラストも、物語も どこか控えめで
そこがまた、ほっとした気持ちにさせてくれます。
そして、なかがわちひろさんの訳が
イラストにぴったりと寄り添っていて、
すんなりと心の中に入ってきました。