イソップのお話
いもとようこさんの絵本は、今を生きるわたしたちへのメッセージが込められています。
まちのねずみは、いなかのねずみの家に遊びに来ました。
テーブルの上に足をおいて、なんだか偉そうにいばっています。
丘の上で「どう? すばらしいでしょう!」
夕焼けの景色の美しさに、おおあくび、私ならきっと感動して、じっとたたずんでいるでしょうね!
美しいものや、美味しいと感じる心は、人それぞれに違います。
まちのねずみが、悪いのではないのですが、感じる心が、今の人間の感じ方と、ちょっとダブらせてあるのかな?
排気ガスも私はいやですが・・・
それに まちのねずみは、せかせかしたり イライラしたり
こわ〜い顔
いなかのねずみは やっといなかに帰って 生き返ったようね。
おひさまを いっぱい あびながら 「ああ、やっぱり ぼくはいなかがいいな!」
自然の恵みのありがたさを感じているようで 私も嬉しくなりました。
最後の まちのねずみが、二日酔いでのびているのが なんとも おかしくて 笑ってしまいました。
どう生きたいか それは 自分で決めることかな?