動物裁判とサブタイトルにあります。
北海道の湿原で行われた動物達同士の裁判のお話。
ヤチウグイから「悪代官!」と訴えられたタンチョウ。
双方の弁護士の答弁が続きます。
そして、気になる判決は?
裁判ということで、弁護士や裁判官など、少し難しい言葉が多いので、
やはりある程度裁判を知っていないと理解しにくいような気がします。
悪代官という言葉も、歴史を習っていなかったら難しいですものね。
ライオンならともかく、あの美しく健気なタンチョウが訴えられる!?
と最初は意外でしたが、双方の言い分には説得力があります。
そして判決は意外な方向へ。
動物保護には、生態系への影響も熟慮しなければいけないんですね。
動物との接し方の難しさを実感しました。
竹田津実さんは実際に獣医として野生動物の生態調査をされているだけに、
強いメッセージを感じました。