韓国の昔話です。
昔、昔、呑気で気楽な若者がいました。
村人は、田畑を耕して種を蒔いて忙しく働いているのに、若者は
庭にあわを、ぱらぱらっと蒔いただけ。若者はあわが一粒だけ
実ったので、そのあわ一粒を持って旅にでました。一粒のあわが
ねずみにかわり、ねずみが、ねこに。ねこが、いぬに。いぬから、
ろばに。ろばから、牛に。牛から、花嫁さんに。若者は、運がよか
ったのは、確かですが、あまりにも強引でほしいものを言い張る
のが、我儘だと思いました。その後は、花嫁さんと仲良く働いて
幸せに暮らしたならいいなあと思うのですが、怠け者の若者な
ら嫌だなあと思いました。絵が、のんびり幸せモードで、最後の
婚礼の場面は、大好きです。