副題に“日本のえほん”とあります。日本の子どもたち向けというより、日本語を覚えたい海外のお子さんたち向けのような作りです。
絵は切り絵風で、はっきりしていてとても見やすいです。
「これなあに?」『What this?』と聞いて、次のページでその答えを日本語と英語で書かれています。
ここに登場するものは日本ならではのものが多く、
しかもよく見ると、四季折々ならではの季節の食べものがさりげなく紹介されています。
そして、すべての質問が「これなあに?」ではなくて、
「どうやって食べる?」とか、「食べてるのなあに?」とかワンパターンでないところも面白いです。
おにぎり、せんべい、干し柿、サンマなど、おいしそうに描かれていて、食べたくなります。
そういえば表紙の「いちご大福」は日本らしい和菓子として定着しちゃったんですかね〜。