手遊び唄「げんこつやまのたぬきさん」の歌詞をベースに作られた作品のようです。
とにかく可愛いたぬきの兄弟。
お話の初めから、わらべうたのようなリズミカルな文章で、読んでいて調子が良くなってきます。
げんこつやまが あったとさ
ごっつい ごっつい やまだとさ
やまには たぬきが おったとさ
・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・。
五人兄弟の紹介から、一匹いないたぬたぬちゃんを捜すと、かあさんにだっこしてもらっていて、みんなかあさんのもとへ。
このかあさんが、またまるまるとしていて、見るからに包容力ったぷりな感じです。
みんなかあさん大好き!なのが伝わって来る絵です。
たぬきも人間もこどもは、かああさんが大好きなんだなあ〜って、しみじみ思っちゃいました。
巻末には、「げんこつやまのたぬきさん」の楽譜と、手遊びの手順が書かれています。
読んだ後に、こちらも親子で楽しめそうです。