白地に浮き出たような絵、ほんのわずかに色を着けたような不思議な絵本
戸惑ったのですが、登場した少女が、白一色の図書館で選び出した、白一色の絵本のページを開けて現れたのが…、点字!!
納得しました。
目の不自由な少女は、このようにして、図書館で絵本を選び出すのです。
私たちにとってなにも見えない物語に、少女は色や絵を読み取るのでしょう。
この絵本自体は、目の不自由な人たちが受け取れる要素はないかもしれません。
自分たちも触って感じる事が出来たら、その感触を確かめる事ができたのかもしれません。
タイトルは『まぼろしのおはなし』かもしれませんが、本当のお話として理解しました。