<まるいドロップのかんをぽんとあけて>
で始まって
<ふたを ぽんとしめてからねむりました>
で終わる なんとも可愛いお話です。
作者は「まいごのどんぐり」でお馴染みの 松成真理子さんです。
このかんかんの中に入っているのは
えっちゃんの宝物。
お母さん手作りの指人形です。
とっても大切にして 毎日一緒に遊んでいるようです。
このお人形の中のひとつ【こいぬのこん】が
ひょんなことから迷子になってしまうのですが
とってもがっかりしているえっちゃんを慰めてくれる
隣のおじいちゃんとお母さんの態度や言葉が
とってもあったかいです。
優しい言葉や 思いやりの気持ちは
「してもらう」という経験を通して
小さな子供の心にも
芽生えていくのかもしれないなぁ…と思いました。
周りに居る大人の関わり方って大切だなぁ…
と感じる絵本でした。