カプチーヌという可愛らしいタイトルと、江國香織さん訳というのに惹かれて手にとりました。
カプチーヌはきんいろのかみのけと、ミルクのように白いはだ、それに、だれにもまねのできない愛らしい笑顔の持ち主。
そんなカプチーヌが、お父さんが犯してしまった過ちのせいで背丈15センチに縮んでしまいました。元に戻してもらうため、仲間の動物くんたちと魔女のお城に忍び込みます!
悪いことをしてしまったら、素直に謝ること。それは大人にも子どもにもたいせつなこと。「私は大丈夫かな?」とふと考えさせられました。
やわらかい鉛筆で描かれたようなタッチの、カンタン・グレバンさんのイラストもいいです。
カプチーヌの成長が見られる続編も出ていますよ。