私の地元の民放ラジオに、月1回、この作品の翻訳担当のアーサー・ビナードさんが出演されています。
先日この作品について、熱くお話されていました。
早速書店で捜しましたが、見つからず、図書館で借りて来ました。
お話は、カールさんのご体験をもとにしたものです。
幼い頃、「なかよし」になった女の子。
ひみつを ひそひそ はなすように なったら ふたりは ほんとうに いち いち いちばん!の なかよしさん。″
この一文が心に残ります。
ところが、いちばんのなかよしさんが、遠くへ行っちゃって、ぼくはひとりぼっちに、・・・・・・。
このあとなかよしさんを捜しに行かなきゃと、川に飛び込み、・・・・・・。
ここからは、男の子の人生を描いているように私は感じ読みました。
お話は、ハッピーエンドになっています。
巻末のあとがきを読むと、驚きの実話が書いてありました。
この作品が完成した後、カールさんのなかよしさんの娘さんが、掲載されている写真を見て、母親も同じ写真を持っていると気づき、カールさんは、なかよしさんと80年ぶりに所在を確かめ合えたそうです。
今年9月にお亡くなりになった奥さんボビーさんへの献辞も、涙をさそいますね。