トミーには、おばあちゃんとひいおばあちゃんがいます。おばあちゃんは、一階の台所にいるので、下のおばあちゃん、ひいおばあちゃんは、二階のベッドにいるので上のおばあちゃんと呼んでいました。
トミーが、おばあちゃんやひいおばあちゃんと過ごす休日の様子をたんたんと描いた絵本です。トミーがおばあちゃんたちをとても好きで、おばあちゃん達もトミーのことをとても温かく迎えてくれます。その様子に、こちらもとても温かい気持になります。
ところが、ある日ひいおばあちゃんは、なくなってしますます。はじめは、そのことが理解できないトミーでしたが、おかあさんとの会話の中でその意味を知り、深く悲しみます。でも、その夜見た流れ星が、ひいおばあちゃんからのおわかれのキスだと、おかあさんが教えてくれます。
人がなくなることを受け入れ、自分は生きていくことを静かに教えてくれる絵本です。