図書館で借りようと思ったら貸出中。係の方が『これならあるんですけど....』と遠慮がちに出して下さったのが縦50cm横40cmの大型本。もちろん借りて来ました。大きな絵本ってだけでもわくわくするけれど、開いた時の迫力がたまりません!
子供たちも大喜びで、いろんなパンが並ぶ場面ではみんなで『わ〜〜〜〜おいしそうっ!!』と声をあげてしまいました。シンプルなタッチのように見えて、香ばしい香りがたちのぼってくるようなパンの絵には本当に目が釘付けです。
それから、これでもかというほど大勢のからすが登場しますが、それぞれの表情が一羽一羽全部ちがうんですね。一羽一羽のストーリーを想像してみたくなるほどです。
あとがきに『個々の生きた人物描写と全体への総合化の大事なことを、わたしはノイセーエフから学び、さて、からすの一羽一羽に試みてみたのがこの作品です。』とあるのを読んで、なるほどと思った次第です。かこさんの絵本の魅力はこのあたりからうまれるのかもしれませんね。
すでに読んだことがある方も、新たな感動があるかもしれませんよ〜。