「もりのなか」の続編。今度は森の動物たちが得意なことの比べっこをします。キリンは首を伸ばし、ライオンは吠え、ゾウの逆立ち・・・ 動物たちの特徴がよく現れています。そして男の子は笑います。すると動物たちは誰も笑えないから、これが一番いいと言います。そしてまた行進・・・
今度もお父さんのお迎えと同時に、動物たちはいなくなってしまいます。夢から急に引き戻されたかのように。「もりのなか」よりは現実味のあるお話ですが、最後の動物たちが一斉に消えてしまった後に残る余韻など、全体的な特徴は同じです。ちょっとせつないような不思議なお話です。