ジャンブリーズ。
ふるいの船に乗ってパイプをマストにするぐらいだから、多分、とても小さい人たちだと思います。頭は緑で、手は青いみたいです。
そんなジャンブリーズたちが、ふるいの船で船出して、無事帰還するまでが、詩と絵で綴られているのですが、これがすごく可笑しい。意味があるような、無いような、ハチャメチャでとぼけていて、それでいてジャンブリーズたちの使命感みたいなものは伝わってくる。
解説を読んで、文を書いたエドワード・リアさんと、絵を描いたエドワード・ゴーリーさんには、約100年の隔たりがあることにも驚きました。いいものは、いいんですね。
声に出して読んで、絵をじっくり眺めて「くだらないなぁ…」といいつつ笑ってしまう…繰り返し読みたくなる一冊です。
原文と訳文が併記されているので、翻訳の妙も味わえます。
すごいです。