お着替えが楽しくなるといいなと思って子どもと一緒に読みました。
おばあちゃんからプレゼントにもらったカーディガンを素敵にコーディネートして着るためにお着替えに奮闘するななちゃんのお話です。
自分1人で着られる洋服を選んで やり遂げようとするななちゃん、かっこいいです。
でも、今までお母さんに手伝ってもらっていたのですんなり着られるのではなくて、失敗したり、イライラしたりする姿も描かれています。上手くいかない時に助言をしてくれるのはななちゃんの洋服たちです。お母さんが出てこないで1人で頑張るところが良いなと思いました。
我が子は不器用なので上手くいかなくてイライラなんてよくあります。ななちゃんも同じように失敗したりイライラしているのには親近感がわいたようです。そして助言も絵本で読んでみるとすんなり頭に入るようで、今日はななちゃんみたいに上の服を(わざと)反対に着て首のところでクルッとまわしたりしていました。
服って大人は何気なく脱ぎ着していますが、小さな子どもに教えるのってけっこう難しいのですよね。まして着ている途中で変になってパニックになっている子に「こうするんだよ!」なんて言っても聞いていませんので…。
絵本で読んであらかじめイメージをインプットしていると実践しやすいようです。
パンツ、ズボンのはきかたは岸田今日子さんの「パンツのはきかた」でした。そしてななちゃんには上の服の着方を教えてもらいました!
母の私では上手くいかないところを絵本に育ててもらっているなぁと感じた一冊でした。