満点の星空を眺めながら、父親と息子が語りあいます。
この星と双子の星があるとして、その星の様子について。
自然界の生き物たち、そして戦争。
「とうとうあいつが爆発し」と原発事故の様子まで。
でもそれが現実。
そこから未来への希望をつなぐラストが、力強いです。
かなり奥が深い展開です。
小学校中学年以上くらいからでないと、理解は難しいかもしれません。
でも、地球環境について体感できるのではないでしょうか。
詩のような内田麟太郎さんのメッセージ、独特の空気感をまとった絵も、
不思議な引力を感じます。