鮭の一生を描いた絵本。
長男がすごく気に入っていて、図書館で何度も借りています。
鮭は産卵したら死んでしまうのは、よく知られていることですが
物語として、分かりやすく教えてくれます。
鮭は、お母さんの顔を知らずに育ちます。
ピリカは、自分が産まれた川に戻り、
お母さんの姿を感じながら、今度は自分がお母さんになるのです。
絵はリアルで、かわいらしいとは程遠いですし、
「死」というテーマは避ける大人も多いですが、子どもはちゃんと本質をつかんでいるなぁと実感しています。
長男も最初は「死んだ」とかいう言葉を、
物珍しさで面白がって言ってたけど、
今は「かわいそう」という感情をもちつつも、
命はつながっているんだということを感じてくれてると思います。
小学校では、命の大切さを伝えるのに
鮭の一生を題材に扱うそうですね。
この絵本なら、4歳の長男もじゅうぶん楽しめています。
本当の意味はまだ分からなくても、
とにかくたくさんのお話を体験させてあげたいです。
意味は、あとから自分で見つけるものだと思うのです。