この本を読んで、昔、国語の教科書に、サケの一生(生まれてから産卵して死ぬまで)についての説明文的な話が載っていた事を思い出しました。
その説明文は、科学的な事はわかるけど、面白みがないというか。
ピリカの話は、科学絵本なのに、素敵な物語にもなって、読み聞かせると10〜11分くらいかかるのですが、とても興味深く最後まで読むことができました。
ピリカという1匹のメスのサケを主人公にすることによって物語に感情移入しやすくなっています。
サケって、こんな風に思いながら生まれた川に帰ってきて産卵するのかな。
好きな本です。
ただ、低学年には少し難しいかもしれません。
高学年向き(4年生以上)かな。