やさしい色と、やさしいタッチのこのシリーズの絵は、きっと嫌いな人はいないはず。
例に漏れず、わたしもパッと見で気に入って、手に取ったのですが、1歳3ヶ月の娘は最初あんまり興味を持ってくれませんでした。
何度か読むうちに、だんだん最後まで読みきれるようになり、泣いていた動物たちが笑うようになるというストーリーを理解し始めたようです。
読み始めて1週間後くらいに、急にさいごの「みんなにこにこ」のページで、「ニコニコニコニコ・・・」と言いながら、両手の人差し指で口角をキュッとあげる身振りをはじめました!
娘なりに、にこにことはこんな感じ!というのを感じ取ったようです。
この絵本は、子どもの感性というよりは、どちらかというと大人の感性で描かれた絵本だと思います。
なので、子どもは最初の取っ付きがよくないかもしれませんが、だんだん気に入ってくれる、そんな本だと思います。