なかがわちひろさん訳の本を集中して読んでいるところです。
「たのしい川べ」はまだ読んだことがないですが、ケネス・グレアムの作品です。
気の優しい龍なのには男の子と仲良しになります。
ところが、聖ジョージが現れて決闘しなくてはいけなくなる流れはいかにもお気の毒だと思いました。
どことなくコミカルで最後はほのぼのとしていると思います。
この感じ、どこかなかがわちひろさんの描く作品にも通じるものがあるのかも。
挿絵もお話の展開もイギリス的な感じがしました。
内容的に難しくてはないので中学年ぐらいの一人読みによさそうだと思います。
原書は横組みの絵本だったそうなのですが、日本人としては長いお話は横組ではなくて縦組みの方が読みやすいですね。
あとがきで背景がよくわかりました。