この絵本は,息子というより私のお気に入りの絵本です。
郵便屋さんのもりたろうさんは,60歳になって,自動車を運転しようと一念発起します。
そしてやっとの思い出手に入れた赤い自動車で,途中で助けた犬と一緒に,孫のももこちゃんに会いに出かけますが,大変な事件に巻き込まれます。
自動車に乗って巻き込まれる事件も面白いのですが,もりたろうさんが車を手に入れるまでの過程に惹かれます。
自動車教習所に通い免許を手に入れ,おんぼろ自動車を自分の手で修理します。そんな過程を知ることで,自動車を愛するもりたろうさんの気持ちが,より一層伝わってきます。
最後は,ハッピーエンドで終わりますが,もりたろうさんの優しさが心に響く絵本です。