9歳の息子とも読みましたが、大人である私と主人の方が楽しんでしまいました。
表紙からして市場を上から見たような鳥瞰図?ワクワクします
1P目、勝ちどき橋横の勝どき門だー!懐かしい!
そう、私も主人も市場からほど近い勝どきで働いてました。
主人は高校時代、築地の八百屋で配達のバイトしてました。
作者のモリナガ・ヨウさんは夜の11時から朝の7時位までの築地を実際に取材して書き上げてるそうです。
何度も足を運んで取材されてるようです(あとがきより)
個人的には
市場ではたらく「運搬車いろいろ」が楽しかったです
市場おなじみの『ターレ』やごっついに荷台の自転車・・・
物語の流れとしては夜中にトラックが次々とやってきて、その荷がどういう経路で運ばれるか、集荷、セリ、セリのあとに仲卸を経由して世の中にどう流通するか・・・お仕事図鑑のようであります
モリナガ・ヨウさんの丹念な絵をみつつ築地を知ってる人も知らない人も多角的に楽しめる絵本だと思います。
豊洲への移転が決まったからこそ、刊行されたのかな?と思うと感慨ひとしお。