親が癒される絵本だという点はわからなくもないです。
でも、私は好きにはなれませんでした。神の存在を信じることも、人間の誕生が神によることも、それ自体は大きな違和感はないのですが・・・。子供の個性というものを非常に単純化し、それを、「あかるい」とか「げんきな」とか「やさしい」のような子供にもわかる一言でおきかえるということがしっくりこないのかもしれません。誰にでも、個性はもっと豊かに複雑に備わっていると思うのです。
うまく書き表せませんが、大きなものを単純化させすぎて、そのせいでかえって子供の可能性を制限しているような気がしてならないのです。私が素直でないだけかもしれませんが。