鈴木のりたけさんの「なんでもない」が気に入ったので、こちらも読んでみました。
鈴木のりたけさんらしい動物の絵も魅力的な一冊です。
どこにでもいるふつうの男の子からお話は始まります。
ふつうであることにうんざりしている男の子は、サイのことをカッコよくて羨ましいと言います。
サイは「とんでもない」と言い、ウサギのことが羨ましいと言います。
サイ、ウサギ、くじら、キリン、鳥、ライオンと同じやり取りが繰り返されます。
息子に読み聞かせながら、いろいろ考えさせられました。
他人と比べてしまうこと、他人のことを羨ましく思うことは、誰にでもあります。
その気持ちに押し潰されて、自分を嫌いになることなく、「自分らしさ」を大切にしながら成長してほしいなぁと思いました。