とてもちいさなサーカス団のお話です。
ある日、クロクマのクロが病気になりますが、いつもの丸薬を飲もうとしない。なぜなら仲良しの正坊が、いなかったからというところからお話が始まります。
それほどに仲の良い二人なのですね。
家庭的な感じのするこのちいさなサーカス団、正坊の姉のようなお千代と団長、そして正坊とクマのくろの話が中心になっています。
馬の病死がきっかけで、小さいサーカス団は離散することになり
クロも動物園に行くことになります。
お千代と正坊がクロに会いに行くところで終わっていますが、
切ないお話です。